July 2026

202607 by Haruta 渋谷駅のホームで・・

先日、渋谷駅のホームで電車を降りたときのことです。 ホームの片隅で、若い女性がうずくまっていて、「大丈夫ですか?」と声をかけると、「体に力が入らないんです……」と、か細い声で返ってきました。 「助けなきゃ。」 そう思ったものの、近くに駅員さんもいらっしゃらず、素通りの人々・・何をすればいいのかわかりませんでした。とにかく駅員さんを呼ぼうと思ってホームを見渡しても見当たらず、どうしようと焦っていると、別の方が駆け寄ってきてくださいました。 「駅員さんを呼びましょう。」 そう話し合い、私は改札へ向かって駅員さんに状況を伝えました。その後は駅員さんが対応してくださることになり、「分かりました。もう大丈夫です。」となり、私は予定があったためその場を離れました。 でも、その後もう気が気でなりません! 「あの方は無事だったかなぁ」「その後、体調は回復したかなぁ」「万が一のことがあったらどうしよう・・」 そんなことばかり考えていました。なかなかドラマのようにスマートに助けるなんてこと、できないものですね。 今回の出来事で改めて感じたのは、「助けたい」という気持ちだけでは十分ではないということです。 実は後から調べて知ったのですが、駅のホームには駅員さんを呼ぶためのインターホンが設置されているようです。その場でそれを使えば、もっと早く対応につなげられたかもしれません。 知らなかった! ただ、それだけでした。 さて、ツーリストシップの点も含めて考えてみると、ツーリストシップでは、「旅先ではホストになろう」とお伝えしています。ホストになるとは、地域の人だけの役割ではありません。困っている人がいたら手を差し伸べたり、安心して過ごせるように行動したりすることも、その一つです。 もちろん、無理をする必要はないですが、まずは一歩踏み出す気持ちは、とても大切なのだと改めて感じました。 そして今回、私自身も一つ学びました。 “助けたい”と思ったときに行動できるよう、普段からその方法を知っておくことも、ホストになるための準備なのだということです。 完璧な対応はできませんでした。 それでも、あの時「大丈夫ですか」と声をかけたことは、一つのホストになる、だったかなと思っています。 次に同じような場面に出会ったら、今度はもう少し落ち着いて行動できるはず!! 「渋谷駅のホーム」から色々と考えるきっかけとなったお話でした。

202607 by Uesato 7月を甘く見ていました。

こんにちは、こんばんは。ウエサトです!先日、友人と岡山県倉敷市へ一泊二日の旅行に行ってきました! 今回の旅は完全プライベート。倉敷美観地区で食べ歩きを楽しみ、周辺の美術館や神社へ参拝し、夜は街並みをゆっくり散策。2日目は、桃太郎伝説ゆかりの神社へ参拝し、岡山城と後楽園を巡る予定で出発しました。 ……が、7月の暑さを甘く見ていました。 当日は30℃を超える強い日差し。まだ夏の暑さに体が慣れていなかった私は、美観地区を歩いている途中で見事にダウンしてしまいました。友人には食べ歩きを楽しんでもらいながら、私は雑貨屋さんで買い物がてら涼ませていただいたり、お昼はうどん屋さんで休憩したりと、なんとか過ごしました。「もっと食べ歩きを楽しみたかったな」と少し悔しい気持ちもありました。 友人たちと「これは危険な暑さだね」と判断し、ホテルにはチェックイン開始時間ぴったりに入りました。部屋でお昼寝をしたり、おしゃべりをしたりしながら、1時間ほどゆっくり休憩。 予定を詰め込みすぎず、少し余裕を持った旅程にしていたこともあり、その日は思い切って休むことにしました。予定していた場所を一つ諦めることにはなりましたが、そのおかげで夜の美観地区や2日目の観光まで元気に楽しむことができました。 「予定どおりに全部回ること」よりも、「その土地で過ごす時間を最後まで楽しむこと」のほうが大切なのかもしれない。そんなことを感じた瞬間でした。 そのおかげで夕方には元気も戻り、夜は楽しみにしていた定食屋さんで美味しい夕食をいただきました。(とっても美味しい定食でした!!!)日が落ちた後の美観地区は昼間とはまた違い、街灯がきれいでとても歩きやすく、川沿いを友人とのんびり散歩する時間は、とても心地よい思い出になりました。 2日目は、前日にたくさん汗をかいたからか、少しだけ体が暑さに慣れたようです。 岡山城では展示をじっくり見ながら歴史を学び、その後は後楽園へ。暑さはありましたが、美しい庭園の景色は本当に見事で、「来てよかった」と思える時間でした。 名物のランチも楽しみ、無事に帰路につきました。 久しぶりに友人とゆっくり話しながら過ごせた、とても楽しい旅行でした。 一方で、7月の暑さが想像以上でした。今回は時間に余裕を持った予定を組んでいたため、ホテルでしっかり休憩することができましたが、それでも予定していた神社への参拝は断念しました。 旅行では「たくさんの場所へ行くこと」も楽しみの一つですが、無理をして体調を崩してしまっては、せっかくの思い出を十分に楽しむことができません。 また、自分が無理をしてしまうと、一緒に旅をする人にも心配をかけてしまいます。旅先の人や地域への思いやりはもちろんですが、同行する人への思いやりや、自分自身の体調を守ることも、安心して旅を楽しむためには欠かせないことなのだと、今回改めて感じました。 ツーリストシップは、旅先に暮らす人への思いやりだけではなく、一緒に旅をする人への思いやりも大切にする考え方だと思います。そして、その思いやりを行動に移すためには、まず自分自身が無理をせず、安全に旅を楽しめる状態でいることも大切なのだと思います。 この夏、旅行へ出かける皆さんも、水分補給、塩分補給、そして程よい休憩も忘れずに!無理のない旅程を組み、その日の体調に合わせて予定を見直すことも、素敵な旅をつくるための選択です。 私も今回の経験を忘れず、次の夏旅はもっと暑さ対策を万全にして出かけたいと思います。 最後まで、ありがとうございました。 次回、他のメンバーが更新しますので、お楽しみに♪それでは、また👋

20260703 by Tanaka ビジョン

こんにちは!タナカです。 さて、今月は出張が多い1か月になりそうで、とてもワクワクしております。 特に、遠方への飛行機移動が多いのですが、そうなると、読書習慣が身につきます。 普段はオーディブル派で多読(多聴?)をしておりますが、飛行機の中では、電子書籍(kindleなのでAmazonばかりですね)か、荷物次第で紙の本を持ち込みます。 今日は、石垣から羽田まで、スマホにダウンロードしていた『ファクトフルネス』を読みました。 ツーリストシップの活動をする前に読んでいた本だったので、けっこう再発見が多く、面白かったです。 下記引用。 著者(スウェーデン出身の研究者)がアフリカで、「アフリカから極度の貧困がなくなるのにあと20年もかからないだろう」と力説した講演したあと、参加していた委員長から… 「極度の貧困がなくなればアフリカ人は満足だと思ってらっしゃる?普通に貧しいくらいがちょうどいいとでも?」 <中略> 「講演の結びで、先生はご自分のお孫さんがアフリカに観光に来て、これから建設予定の新幹線に乗る日を夢見てるっておっしゃっていましたよね。そんなのがビジョンだなんて言えます?古臭いヨーロッパ人の考えそうなことですよ。」 彼女はわたしの目をまっすぐに見た。 「じゃあ、わたしの夢を言ってさしあげましょうか?それは、私の孫がヨーロッパに観光に行って、そちらの新幹線に乗ることですよ。スウェーデンの北に氷のホテルがあるって言うじゃありませんか。うちの孫がそこに泊まるようになるんですよ。だいぶ先のことですけど、きっとそうなります。」 観光を扱ってる身としては、とてつもなく大きなビジョンを見せられたと感じました。 私は日々、講演などで、現在、東南アジア・南アジアの経済成長が著しく、これからさらにそこから輩出される旅行者が世界中に増えるでしょう、とお伝えしています。 その先は、アフリカの方も増えるでしょう、これからも観光マーケットは大きくなります。 私は単なる「数字」として、未来予測を簡単にお話していました。 しかし、それがアフリカの人にとって、どれだけワクワクする大きな夢なのかと。 そして、それは国だけで分けれらるものではないかもしれません。 日本にも貧困な人がいます。その方々のための支援策がたくさんあります。 私たちのこの社会は、貧困で経済的に生活が苦しい人が、経済的に豊かになれるように、(不十分なところはあると思いますが)いろんな形で応援をしています。 そして、その人たちが、自分らしい人生を歩めるようになり、その選択肢の一つとして、自分の住んでいる場所から遠く先に、言葉も文化も生き方も全く異なる人が住む場所に、旅に出れるようになってほしい。 実際には、インドの貧困エリアやアフリカの貧困エリアの人が、世界中のさまざまな地域へ、自由に旅ができるようになる日がもうすぐ来るかもしれません。 そんな未来を想像すると、だからこそ、ツーリストシップの普及が必要なのだと思うのです。 なぜなら、旅行ができる嬉しさの裏にある、影を私たちは知っているからです。 初めて訪れる土地では、その地域ならではの文化やルールを知らないことも多く、悪気なく負担をかけてしまうことがあります。 もちろん、何度も旅行しても、無意識に旅先に負担をかけてしまったり、あるいは故意でそういうことをする人もいますが、経験を重ねることで、地域との接し方を学んでいく人も少なくありません。 世界中で旅行者が増えていくこれからの時代、旅行者と地域がより良い関係を築いていけるか。 そこでは、旅行者たちに、ツーリストシップの考え方が、行動が、不可欠です。 みなが旅行できる社会を夢見るからこそ、旅行が誰もが楽しめる文化であり続けるために、旅行する者にとって、ツーリストシップという思いやりある旅の考え方を、その行動を、当たり前としたいのです。