Vol.003 ツーリストシップの難しさと、だからこその意義に触れた淡路島ツアー

1月21日22日で淡路島ツアーに行ってきました!

今更ながら改めて思うことがある。これをご覧いただいている「あなた」という存在の、奇跡の凄味である。

この一般社団法人ツーリストシップWEBサイトの、ツーリストシップとは?というサイトの、更に「もっと詳しく知りたい方は」の3つのサイトの中の1つがここなのである。森の中をかき分け、いくつもの好奇心の障壁を乗り越え、今ここにたどり着いた、まさに辺境の旅、奇跡の出逢いに立たんとする、あなたの存在感の大きさを思うのである。

ツーリストシップメンバーが、まさにツーリストシップを体現するべく、自らが旅行者として淡路島を訪問した。“This is TOURISTSHIP“よろしく、観光客の目線で観光地を巡り、そして観光客を出迎える方々とも対面し、議論を重ねる。

「すぐ忘れちゃう、ツーリストシップを。」

充実の2日間を振り返り、田中代表はこう呟いた。広める本人が何を言い出すか、という批判はむしろ野暮である。この正直な実感との出逢いこそ大きな価値であることを、声を大にして言いたい。

出逢う観光客の方に積極的に話しかけ、写真撮影をお手伝いした。誰にでも挨拶をし、京都みやげのお菓子を振る舞いもした。気合満点で向かった淡路島での二日間でさえ、「すぐ忘れちゃう」のである。まさに観光客目線に立った本音であり実感が、伝播の起点になる。だから、ツーリストシップの意義が際立つのである。

 出向いたことで初めて知ったことがある。都会の観光地よりも、自然あふれる山間のそれの方がむしろ、放置されるごみが多い。街中だとボランティアの方々が活動しやすいが、山の中だとそうはいかない。何年も置きっぱなしのゴミが多い理由はそれである。

 観光客を出迎えるホテルの従業員の方々も、ツーリストシップのメンバーだ。総支配人とのお話で分かったことは、従業員の方が何よりも嬉しいのは、部屋に設置されたメモに一言、誰のどんなサービスが良かったか、ちょっとでいいので書いてくれれば、明日への活力になるそうだ。一つひとつの出逢いの連鎖、小さくも尊い、奇跡の凄味ではないか。

 出逢うことで分かったこともある。「写真撮りましょうか」と急接近しては警戒される。「私たちも撮ってほしいので」と一言添えると、そうですかと胸襟を少し開いてくれた。こんな一つひとつは、その場に行って、やってみないとわからないことだろう。

一つひとつが出逢いであり、奇跡の凄味に違いない。「忘れちゃう」からこそ、ツーリストシップがある。その価値に触れられた2日間だった。森の中をかきわけて“ここ”に来てくれた、そう、あなたもまた、しかりである。