オーバーツーリズム
ってなに?

オーバーツーリズムとは、観光客が増えすぎて、まちが受け止めきれなくなっている状態のことです。

その結果、
その地域に住んでいる人の暮らしや、観光に来た人自身の旅の楽しさが、
どちらも悪くなってしまいます。

では、オーバーツーリズムになると、どんな問題が起こるのでしょうか。

観光地は、もともと人が暮らす場所

「観光地」と聞くと、観光客のための場所だと思うかもしれません。
しかし、そのまちは、もともと住民が生活するための場所です。
オーバーツーリズムでは、住民にとって大切な道・お店・自然・家などが、観光のために使われすぎて
しまい、住みにくくなることが起こります。

このとき、まちでは大きく分けて2つの問題が起こります。

①まちのしくみが追いつかない状態(物理的な限界)

たとえば、こんなことです。

  • 観光客が増えすぎて、ゴミがたくさん出る
  • 道やバス、電車が混みすぎて、住民が使えなくなる
  • 住民のためのお店や市場が混雑して、買い物がしにくくなる
  • 家が足りなくなり、住む場所が旅行者用に変えられてしまう
  • 自然が使われすぎて、森や海がこわれてしまう

②住民の心がつらくなる状態(心理的な限界)

数字では見えにくいけれど、とても大きな問題です。
たとえば、こんな気持ちになります。

  • 静かな住宅地に、知らない人がたくさん入ってきて不安になる
  • 夜や朝早くの騒音で、眠れなくなる
  • 勝手に写真を撮られて、嫌な気持ちになる
  • 大切にしてきた文化やルールが守られず、悲しくなる
  • まちが観光客のための場所に変わり、自分たちの居場所がなくなる

この2つをどう解決するかが、住みやすいまちを守るための大きな問題です。

どうすれば解決できるの?

キャラクター

解決の方法には、大きく2つの考え方があります。

1

観光客の人数を減らす方法(量の問題)

  • ・予約をしないと入れないようにする
  • ・お金を払った人だけが入れるようにする
  • ・時間や季節で、入れる人数を決める
  • ・住民が入れる場所と観光客が入れる場所を分ける

これらの方法は効果があります。
しかし、観光はまちの大切な仕事でもあるため、「観光客を減らすこと」にみんなが納得するのは簡単ではありません。

それでも、まちを守るための大切な方法です。

2

行動をよくする方法(質の問題)

もう一つ大切なのが、観光客の行動や態度をよくしていくことです。

  • ・マナーを知る
  • ・地域の人の気持ちを考える
  • ・そのまちを大切に扱う

観光客の行動が思いやりのあるものであれば、同じ人数でも、住民の感じるストレスは小さくなります。
すぐに効果が現れるものではありませんが、広くいろいろな地域で住民を守る方法です。

キャラクター

そして、それが「ツーリストシップ」です。
ツーリストシップとは、旅先を大切にしながら旅をすることです。

少し考えてみてください。

  • ・自分の楽しさだけを考えていなかったか
  • ・知らないうちに、誰かを困らせていなかったか

ルールやマナーは、楽しくないものに見えるかもしれません。
しかし、思いやりのある旅は、まちの人も、旅する人も、どちらも幸せにします。

旅を続けていくために

オーバーツーリズムをそのままにすると、観光は「迷惑なもの」だと思われてしまいます。

旅という文化を、これからも大切に続けていくためには、一人ひとりの行動がとても大切です。
ツーリストシップは、その第一歩として、誰でも今すぐに始められる考え方なのです。

キャラクター

活動内容

MENU
PAGE TOP