vol.36 旅先クイズ会で、英語の習得を決意したわけ
人生一度でも、「ああ、英語習いたい」と思ったこと、あるんじゃないでしょうか。
かくゆう私も、何度もそんな想いを抱いては挫折し続けてきた人間です。思い立って英会話教室の無料体験に顔を出し、コロナ禍の煽りでリモートで習得できますという謳い文句になびいたかと思えば、「ここは決意の独学だ」と書店に足を運んでは挫折の階段を登る。
その志半ばにひれ伏す理由ははっきりしている。動機が薄い、または不純だからだ(実体験より)。
旅先クイズ会を繰り返す中で、田中代表は改めて、その英語の重要性に気づかされた。日本人の会話は、片言であれ何であれ、冒頭の会話こそすれ、その次が生まれない。対話にならないという。
ツーリストシップの名にかけて、田中代表は今、英語の勉強に励んでいる。遅いって?否、彼女のその実体験、英語での「対話」こそツーリストシップに不可欠であるという、純な想いがあってこその決意なのだ。
95歳のおばあさまが、突然英語を習い始めた。理由を聞いて唖然とした。「将来英語が必要になるからだ」。そんな話をふと思い出した。コミットの濃淡は人それぞれだ。良いも悪いもない。しかしその切迫感は、恐らくはこの先の未来をどれだけリアルに、そして自分事として捉えたかどうかに掛かっている。英語の習得の必然性は、実は社会や周りからは生まれない。今ここを生きる、私の中から沸き起こるものだ。そうでなければ私のように、薄くて不純な動機もあって、簡単にさじを投げるわけはないのである。それもまた乙な話と片付けてもいいが、英語の目的は対話である。田中代表は旅先クイズ会で、本気で対話の必要性を体感した。この実感に勝るものはない。私にすれば、不純な動機駆動で手を挙げた自分を呪う。金髪のお姉さんに「HELLO」なんて言えた話ではない。やはり未来は、その動機の広さと深さに比例して現実になる。そのことを身をもって、田中代表の決意から学ばされた。
もし、それでも、どうしても、英語を習得したいと思っている皆さん。是非旅先クイズ会にお越しください。そこで出会う海外からの観光客の皆様は、色んな想いをもって、そして不安を抱きこの日本に立っています。強張った心をやわらげ、対話で持ってツーリストシップを体現する未来への対話を、贅沢にも体験することができるはずです。
「ああ、英語習いたい」
その嘆きを、旅先クイズ会で大いに発揮され、一人でも多くのツーリストシップが、どうか花開きますように。