202603 by Sakurai 「歩くこと」

こんにちは!ツーリストシップのサクライです。

本日は毎日1万歩とツーリストシップについてお話致します。

最近、「歩くこと」の価値を改めて実感している。

きっかけは、ある方から伺った話だった。
その方は、5年前から毎日20キロ歩き続けているという。

1週間で140キロ。もし1日で足りなければ、別の日にその分を補う。

雨の日も、風の日も、どんな状況でも歩くことをやめない。

驚くべき継続力だが、さらに印象的だったのは、その効果についての言葉だった。
「風邪をひかなくなったし、腰も痛くない。それに、歩くといろいろなことに気づけるんだよ」

この「気づける」という一言が、強く心に残った。

そこで私も、無理のない範囲で「毎日1万歩」を始めてみた。

距離にすると約8キロ弱。

実際にやってみると、在宅勤務の日などは意識して時間を作らなければ達成は難しい。

それでも、少しの時間を見つけて歩くようにしている。

ある日、京都駅前で時間ができたため、周辺を歩いてみた。
すると、街のささいな変化や人の動きが、自然と目に入ってくる。

マスクをしている人、していない人。
季節の変わり目を感じさせる服装の違い。
花束を手にした学生たちの姿からは、卒業の節目が伝わってくる。

歩くことで、これまで見過ごしていた日常の断片が、少しずつ輪郭を持ち始める。

その中で、特に印象に残った場面があった。
ヘルプマークのリュックを背負った方に、さりげなく道を譲る若い女性の姿である。

特別な行動ではないかもしれない。

だが、その自然な気遣いには、他者を思いやる姿勢が表れていた。

まさに「ツーリストシップ」の本質の一つだと感じた瞬間だった。

歩き始めてまだ20日ほどだが、すでに多くの気づきがある。
健康づくりという目的に加え、日常の中にある小さな配慮や思いやりに目を向けるきっかけにもなっている。

歩くことは、単なる移動手段ではない。
それは、社会や人との関わりを見つめ直す時間でもある。

少し立ち止まり、少し遠回りして歩いてみる。
それだけで、見える世界は確実に変わる。

忙しい日々の中だからこそ、あえて歩く時間をつくる。
その一歩が、新たな気づきと、ツーリストシップの実践につながっていくのではないだろうか。