日本語版
英語版
本書は、旅先で実践できる具体的な行動と
その地域への影響を紹介し、
持続可能な観光や豊かな旅を実現するための
考え方を分かりやすくまとめています。
読者が旅行者として自らの旅行行動の参考に
することができるだけでなく、
自治体や観光事業者が旅行者の受入整備を
行う際に参考にすることができます。
「自分のことは自分で守る」という視点から、旅先での体調管理の大切さ、自然災害など緊急時の備え、そして旅行者として身につけておきたい基本的な行動について紹介していきます。
旅先の暮らしを守りに配慮し、地域社会に貢献しながら過ごすために、移動や買い物の工夫、混雑時の対応、子どもの権利への配慮、災害時の支援など、思いやりのある行動について紹介していきます。
文化や宗教、地域の歴史やルールを尊重するという視点から、旅先で気をつけたい施設利用時のマナー、伝統文化への配慮、地域の人々との関わり方、そして訪問先を深く理解するための姿勢や行動について紹介していきます。
自然や野生動物を尊重し、海や山などの自然の中でアクティビティを楽しむ時のマナーやルール、さらには環境負荷を減らす行動など、旅先の自然環境を守るための行動を紹介していきます。
私たちは時に旅行者の立場でもあり、時に旅行者を受け入れる住民でもあります。この章では、旅行文化を支える住民として、旅行者を温かく受け入れ、地域の観光まちづくりにどのように貢献していくかを紹介します。
ツーリストシップ検定とは、
未来につなぐ旅行者行動基準
「ツーリストシップ行動集」
を公式テキストとし、
講義やワークショップ、試験を通じて、
思いやりのある
旅のふるまいを学ぶ認定制度です。
旅行が好きな方
本書を読めば、今まで見えなかったものが見え、今まで選ばなかった旅程の先に思いもしない体験が待っていること間違いなし。心豊かな旅を楽しむことができます。
自治体職員様
本書と行動基準のチェックリストを参考に、自治体として旅行者にどのような旅行に導くべきか、何を発信すべきか、そしてどのように受入整備をするべきかを考えることができます。
観光事業者様
企業として、旅行者をお迎えする時に、どのようにして地元への負荷を減らし、地元へ貢献することができるか考えることができます。また、旅行者がどのような状況にいて、どのような旅行を促すべきかも考えることができます。
学生の皆様
観光やSDGsなどに興味のある学生さんに特におすすめします。旅を楽しみながら、社会・経済・自然に貢献できる知識を深められます。