202511 by Uesato “はじめての駅”でドキドキ
先日、鉄道会社さんのされている謎解きゲームに参加しました。
謎解きキット片手に謎を解き、いくつもの駅を巡っていくものでした。
友人に誘われ参加したのですが、謎解きゲーム自体が初めての経験でした。
普段の私は、旅先クイズ会や私生活でも迎える側であることが多いです。
けれどこの日は、仕事でもなく「ツーリストとして歩く側」になりました。
今回訪れた駅のほとんどが、私にとって初めて降り立つ場所。
しかも、いわゆる観光地ではなく、“地元の生活が流れる静かな駅や町”が多かったです。
初めての駅、出口は合っているのか、地図ではなく謎解きの指示を頼りに目的地を目指します。
『二つ目の横断歩道を左折、そのまましばらく進む。』
指示に従い歩いてはみているものの「ここを歩いていいんだろうか」「静かにしなきゃ」というちょっとした緊張が胸の奥に生まれました。
そして何より、久しぶりに町の観光案内図や地図をじっくり見ました。
いつもなら素通りする案内板が、知らない場所では急に“旅の命綱”になります。
少しでも迷わないように、案内図を何度も確認しました。
途中、おそらく地域の方から声をかけられました。
「何してるの?」
驚いたけれど、とても柔らかい口調でした。
あとから考えると、
自分たちの住む地域に突然現れた、キット片手のいかにもよそから来た二人組。珍しかったのだと思います。
気になって、声をかけてくれたのかもしれません。
「謎解きしてるんです。今これを解いています。難しいんです。」と返事。
「俺にもわからんわ〜、頑張ってな〜」と返してくださいました。
初めての駅に降り、そこにいる人と話し、その町のご飯屋さんでごはんを食べました。
(ご飯美味しかったです!店員さんも素敵でした♪)
たった数時間でも、一歩家から出て、数駅移動して、旅ってこうして始まるんだなと感じました。
ふと気づきました。
――これって、旅先で外国人旅行者が感じている気持ちと同じじゃない?
初めての駅で案内図を見つめる心細さ。
道が合っているか不安になる気持ち。
知らない土地で誰かのひと声にちょっと嬉しくなること。
そして、その土地のごはんを食べる楽しみ。
いつもは迎える側が多かったけれどけれど、
今回ばかりは“自分がツーリストになることで”心から理解できた気がします。
私が感じた安心や嬉しさは、クイズ会に来てくれる旅行者も、同じように感じているのかもしれない。
いや、海を超えて、言葉の違う場所にいるのだからそれ以上かも!
だからこそ、
ちょっとした笑顔やひと言が誰かの旅を支える力になるんだと思います。
謎解きゲームに誘ってもらえたおかげで、
こんな形でツーリストシップを再発見するとは思いませんでした。
旅する側の気持ちに戻れた少し特別な一日になりました。
ありがとう、友人T。
(謎解きは無事にクリアしましたよ!謎解きって楽しいですね!)
次回、他のメンバーが更新しますので、お楽しみに♪
寒くなってきましたね。
風邪やインフルエンザが流行っていますので、手洗いうがいをして、しっかりとご飯を食べて、しっかりと休みましょう!
それでは、また👋


